あのGoogleがゲーム業界に本格参入といった感じでしょうか。ゲーム開発者向けカンファレンス(通称、GDC)でゲームストリーミングサービスの「Stadia」を発表したそうです。
Stadiaの特徴
これまでのゲームというのは、ゲーム専用機やゲーミングPCといったものをプレイヤーが購入する必要がありましたが、このStadiaはそういった機器を新しく購入する必要はありません。ネット環境さえあればテレビや普段使っているスマホ、タブレット、PCななど映像を写せるものさえあれば良いようです。ゲームの処理自体はネットの向こう側。Googleが構築したデータセンター上で行われます。
ゲームの操作方法は、一緒に発表された専用コントローラー以外にも、すでに持っている別のメーカーのコントローラーやマウスやキーボードでも可能とのこと。
グラフィックの処理能力はPS4やXbox oneよりも高く、ストリーミングでありながら4K HDR 60fpsでの提供を可能とするらしいです。
最初の提供開始の地域は北米やヨーロッパ圏。日本などのアジア地域は未定とのことです。
任天堂やソニーの株価に影響を及ぼした
このStadiaの発表後、任天堂とソニーの株価はどちらも約3%ほど下がりました。それだけ今回の発表は世間の注目を集めたということでしょう。
果たしてPlayStationやXboxに対抗できるのか?
個人的には"遅延次第"だと思っています。どれだけ処理能力が高いデータセンターがあり、高いグラフィックを提供できるといってもネット環境(通信網)がそれに耐えられるかどうかという懸念があります。他の国のことはわかりませんが、"現時点"の日本だとちょっと厳しいのかなと。
ただ通信技術は日々進歩していますし、もうすぐ5Gが本格的に提供されだすので懸念としては消えるのかもしれません。
あとは料金体系。おそらくサブスクリプションで提供されると思いますが利用料がいくらになるかが気になります。仮に月1,500円 / 年間18,000円だったらPS4のゲームタイトルを新作で2〜3本買うくらいの価格設定になります。このくらいであれば私としてはちょうど元を取れるくらいになるのでちょうどいいのですが...果たして。
PS4やXboxやSwitchには将来苦戦を強いられる可能性がありますね。ただソニー、マイクロソフト、任天堂もおそらく次を見越した経営戦略はしてると思います。良きライバルとして競い合って業界を盛り上げてほしいですね。
NVIDIAもゲームプラットフォーム事業に参入するっぽい
どうやらNVIDIAにも動きがあったようです。
ゲームストリーミングGeForce NOW、アップデートを予告。RTXサーバ投入やソフトバンク等との提携 - Engadget 日本版
業界の競争には彼らも加わるかもしれません。盛り上がりそうです!!
メディア各社の記事
- 新サービス「Stadia」でGoogleがゲーム業界に参戦。Chrome系ならクリックから5秒でプレイできる | ギズモード・ジャパン
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Googleが自前のゲーム開発スタジオ設立。Stadiaプラットフォームの新作と支援を担当 - Engadget 日本版
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Googleがストリーミングゲームサービス「Stadia」発表、ダウンロード不要でどこでもプレイ | TechCrunch Japan
とまぁこんな感じです。それではまた!
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